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Caffeine biosynthesis in coffee plants and its


application to plant biotechnology (in
Japanese)

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0 911

1 author:

Hiroshi Ashihara
Ochanomizu University
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コーヒー植物におけるカフェインの代謝と
バイオテクノロジーへの応用
芦原坦
お茶の水女子大学理学部教授

1
. まえがき
2
000年夏、カフェイン抜きのコーヒーや茶の木をつくる道が、日本と英国の科学者により聞
かれたという記事が、欧米のマスコミでいっせいに報道された(図 1)。これは、我々が、 N
atu
re
誌の8月3
1日号に発表したチャのカフェイン合成酵素遺伝子配列決定の論文を紹介したもので
ある。デカフェコーヒーや紅茶(和製英語ではカフェインレスというがこの言葉は欧米では使
われない)の話題は、コーヒーを飲むことが日常となっている欧米では日本よりも興味を持た
れているようである。
この総説では、コーヒーなどの植物中でつくられるカフェインについて解説する。コーヒー
のほか、チャ、マテ、ココアなどの非アルコール性飲料の中には、カフェインやテオブロミン

図 1.日本と英国の研究者によりカフェインの合成酵素の遺伝子配列が解読されたことを伝えるマスコミの
報道 (
200
0年 8
月31日)

コーヒー植物におけるカフェインの代謝とバイオテクノロジーへの応用 9
などのプリンアルカロイドが含まれる。数ある植物の中で、プリンアルカロイドを含むものは、
ほんのー握りであり、人類はカフェインのようなヒトの中枢神経系を刺激する物質を含む植物
を選んで飲料にしたものと思われる。カフェインが、コーヒーの果実や、チャの葉に存在する
ことは、 1
820
年代にすでに発見されているが、これらの植物体でカフェインが、どのようなも
のからどのような過程を経てつくられ、どのように分解されるのかについてほぼ全容がわかっ
たのはつい最近のことである。ここでは、カフェインの生合成と分解についての基礎から応用
的研究までを紹介したい。なるべく、コーヒー植物の例をあげるが、カフェインの代謝の研究
は、チャ植物の方が一歩リードしているので、一部は、チャのデータについても述べる。
カフェインは、これをつくる植物自体ではどのような意味をもつのであるうか。また、カフ
ェイン代謝の基礎研究は、人間の生活の向上にどのように役立つのであろうか。これらについ
ても考察する。
植物におけるカフェインを含むプリンアルカロイドの代謝についての詳細な議論や広範な原
著文献は、ここでは省略する。これらについては、筆者らにより昨年発表されたより専門的な
英文の総ぜを参照されたい。

2
. カフェインとその関連物質
カフェインは、プリン塩基のひとつであるキサンチンの 1
、3、7位の窒素原子にメチル基が
)。メチノレ基が 2つ付加したテオブロミン、テオフイ
ついたトリメチル.キサンチンである(図 2
1,
リン、パラキサンチンや、キサンチン部分が酸化されて尿酸になったメチル尿酸 ( 3,
7,9
-ト
リメチル尿酸など)とともにプリンアノレカロイドと総称される。

3
. 植物におけるカフェインの分布
カフェインは、現在までに約 8
0種の植物に存在することが報告されている。今後、研究が進
むにつれて、この数は増えるものと思われる。しかし、同時に機器の進歩により、以前に誤っ
てカフェインがあるとされていたが、実際には存在しない植物も出てきている。ほとんどのカ
フェイン含有植物は、双子葉植物であるが、単子葉のユリ科の植物でカフェインを含むものが
報告されており、 13目の植物に分布している。この中には、コーヒー (Cψaa r
abi
ca、C
.can
eph
ora
m
など)、チャ (Cael
lias
ine
nsi
s)、マテ (
Rexp
ura
gua
rie
nsi
s)、ココア (
The
obr
omacac
ao)、ガラ
ナ(
Pau
lli
niac
upa
na)などの植物が含まれている。柑橘類にも微量ではあるがカフェインが含
まれていることが最近報告されている。

4. コーヒーにおけるカフェインの分布
カフェインは、コーヒー樹の果実(果皮、種子)、葉、花などに含まれる。 ω
ρα 属植物の
種子のカフェイン含量は、乾燥重量の 0.2-2.4%の範囲であるが、アラピカ種のコーヒーには
ふつう約 1%のカフェインが含まれる。アラピカ種のなかで低カフェインの品種 L
aur
inaでは、
約0.6%である。アラピカ種より多くのカフェインを含むものには、 C
off
eac
ane
Pho
rac
v.Robusta
(1
.7%)、c
v.G
uari
ni( 2
.4)、c
% .dewevrei (1.2%)、c
.liberica (1.4%)があり、低カフェイン
種には、 C.eu
gen
ioid
es(0.4%
)、C.s alvat
ri
x( .7%)、c
0 .racemosa (0.8%) がある。コーヒー
の若い組織には、テオブロミンが含まれるが、これはカフェインの前駆体として存在するもの

1
0
と思われる。一部の向f
fe
a属植物 (
C.l
ib
er
ic
aなど)の葉には、テアクリン (
1、3、7、9
ーテト
ラメチノレ尿酸)、 リペリン (
0(2
)、1
、9-トリメチノレ尿酸)、メチノレリペリン (
0(2
)、l
、7、9
-
テトラメチル尿酸)のような特殊なプリンアルカロイドが含まれる(これらの合成系は図 4参

)。

5
. カフェインの生合成経路
コーヒーやチャ植物でカフェインは、どのような物質を原料として、どのような化学反応を
経てつくられるのであろうか。カフェインの生合成経路の研究は 1
960
年代から始まったが、 1
990
年代に入っても諸説が唱えられていた:}最近、やっと、主要経路と副経路が明らかにされた。
副経路が存在するのは、関連酵素の広い基質特異性に基づくものであることが示された?これ
らの代謝研究は、 14C や 15N などの放射性同位元素で標識された前駆体を植物体に投与して、
その放射能を目安として物質の化学変化を追うトレーサー実験や、各反応を触媒する酵素の性
質を調べることによりなされた。
カフェインのプリン(キサンチン)骨格は、核酸のアデ、ニンやグアニン塩基、あるいは遊離
のプリンヌクレオチド (
ATPや GTPなど)にもみられるので、初め、カフェイン合成のため
の材料は、これらの核酸やプリンヌクレオチドではないかと考えられた。たとえば、ケンブリ
ッジ大学の No
rth
cot
eらは、転移 RNA( t
RNA) のグアニン塩基がメチノレ化されて生成した7-
メチルグアノシン5 'ーモノリン酸 (7mGMP) からカフェインができるという説を 1 97
0年に英国
の生化学誌 B
ioc
hem
ica
lJo
urn
alに報告している。しかし、この N or
thc
oteらの「核酸メチル化
説Jは現在否定されており、遊離のプリンヌクレオチドから生じるキサントシンのメチル化に
)。
よりカフェインが合成されると考えられている(図 2
キサントシンからの狭義のカフェイン生合成経路には、次の 4つの反応が含まれる。
①キサントシンの 7位のメチル化
キサントシンの N7 がメチノレ化され、 7
-メチノレキサントシンができる反応であり、 s
-
アデノ
シノレメチオニン (SAM)がメチノレ基供与体となる。この反応を触媒する酵素、キサントシン:
SAMN7メチルトランスフエラーゼは、筑波大学の根岸らにより 1
985年にチャ葉で発見された。
この酵素がスイス、チューリッヒ大学の Bau
man
nらのグループによりコーヒーでも確認され、
さらに精製、性質の検討がなされた。コーヒーの酵素は、キサントシンだけではなく、キサン
トシン5
'ーモノリン酸(xrvI
P) のメチル化も触媒するため、かれらは、 XMPがカフェイン合成
の真の基質であると考えている?
② 7
ーメチルキサントシン (7mXR)から 7ーメチルキサンチン (
7mX
)の生成
R の加水分解がおこり、リボースがはずれ、 7r
この反応では、ヌクレオシドである 7mX nX
がつくられる。これに関わる Nーメチノレヌクレオシダーゼは、 1
988
年に根岸らにより精製され
性質が調べられている。
③ 7mXからテオブロミンの合成
④テオブロミンからカフェインの合成
7
mXから 2回のメチル化反応③および④がおこり、カフェインがつくられる。この反応に
関与する Nーメチノレトランスフエラーゼの活性は、鈴木と高橋により、チャ葉で 1
975年に検出
され、 1
979
年には、 R
obe
rtsと W
all
erにより、コーヒーの未熟果実でも報告された。この酵素

コーヒー植物におけるカフェインの代謝とパイオテクノロジーへの応用 1
1
HAR.
o~tl~Ñ
,t 月
九.f
cfx
t
O"""~-N ゐ B
CH3 CH3
キサンチン 3・メチルキサンチン テオフィ.リン
. . 、

; 。 刈 玖 L J

r
9 jC C均 均"', Q 均
仰+グアノー剛明→削γ 州立、→的、- j i
;i
pz
九54 0
ムai了 。ムド 02J o ,

! /
キサントシン 7・メチルキサントシン 7・メチルキサンチンテオブロミン /" CH3
↑ カフェイン

:
2
;
x
Q _
_ 9 _~C向、 H~C c .
..
..
.C
H3

》-'詳〉5 . _ _
可ぷ~:;---~
H

7
P
H リポース・ p - H 1
. -
一 ・-リポース-p ._ ;-
パラキサンチン
7
ド一→引一メ仔チ


プリンの
絹傘経路

~
削~N~~-

リ;tIース・ P
IMP


AMP

図2
. カフェインの構造とその生合成経路。実線の矢印は主経路、点線の矢印は副経路を示す。カフェイン
のキサンチン構造に Cと Nの番号を記す。
の基質(キサンチン化合物)に対する特異性は広く、種々のモノメチルキサンチン、ジメチノレ
キサンチンそれにキサンチン自体のメチノレ化も少ないながら触媒する。この 2つの反応を触媒
する酵素は次項で述べるように単一酵素であることが後に解明されるが、プリン環のN3のメ
チル化の反応を触媒する速度が最も早く、ついで、N1、N7の順になる。そのため、 7mXー
テオプロミンーカフェインの主経路のほかに、パラキサンチンやテオフィリンを経由するカ
フェイン生合成の副経路が働きうることが示された 図2)。 S
¥
6
. カフェイン生合成の酵素
カフェイン生合成の鍵となるメチル化酵素は非常に不安定であり、精製が難しかった。最近、
後半のふたつの反応に関与する Nーメチルトランスフエラーゼは、筆者らのグループにより、
AMP-セフアロースを使ったアフィニティークロマトグラフィーなど最新の手法を駆使して、
チャ葉から、電気泳動的に単一のタンパク質になるまで精製され、カフェインシンターゼ
(c
aff
ein
esynth
as)と名づけられ、米国の P
e l
antP
hys
iol
ogy誌に発表された:}この酵素は、推定
分子量4 1,
000の単量体からなり、最適 .Hは
p 、 8
.5であった。別の実験から、この酵素はチャ
葉の葉緑体に存在することもわかった' L
コーヒー果実や葉のカフェイン合成に関与する N-メチノレトランスフエラーゼの精製は、実
は、チャの酵素精製の論文が出版される 5 年も前に、ブラジルとスウェーデ、ンの研究者により、
英国の P
hyt
och
em η 誌に発表されていた?しかし、この酵素は不安定であり、比活性が精製
おt
段階でむしろ減少してしまうと報告されていた。この論文で報告された酵素タンパク質のアミ
ノ末端アミノ酸の配列は、その後の研究で、コーヒーの貯蔵グロプリンのアミノ酸配列とほぼ

1
2
一致してしまい、精製したタンパク質は実は別のタンパク質であったことが判明した。一方、
チューリッヒ大学の Baumannのグ、ループも、コーヒーの N-メチノレトランスフエラーゼの精製
を試みたが、不安定なため、 3
9倍にしか精製できなかった。しかし、クロマトアオ-ーカシング
法を用いると、コーヒーには、 3種のメチノレ化酵素が分離で、きることを示している-。これが、
事実ならば、コーヒーでは、カフェイン生合成に 3種のメチル化酵素が関与していることにな
り、チャの場合とは異なる。

7
. カフェインシンターゼ遺伝子
カフェイン合成経路における最後の 2つのステップを触媒する酵素であるカフェインシン
ターゼの遺伝子は、冒頭に述べたとおり、今年初めて単離され、 N
atu
re誌に報告された了チ
ャのカフェインシンターゼの cDNA クローニングは、まずチャ葉から精製した酵素タンパク
質のアミノ末端アミノ酸配列をもとに合成したオリゴヌクレオチドプライマーを用いて 3 '-
RACE法により 3
' 末端側の未知領域のクローニングを行い、約 1 .3
1kb
pの cDNAを得た.この
配列をもとにしてさらに 5 '上流側の未知領域を 5 '-
RACE法にて明らかにし、 cDNAの全長を得
た。単離した cDNA(T
CS1
)は全長 1
438
bpであり、 36
9残基のアミノ酸をコードしていた(図 3 )。
TCS1の推定アミノ酸配列は、現在までに知られている、大部分の植物・細菌由来の N-、s -、0-
メチルトランスフエラーゼの配列との相向性は非常に低かったものの、サリチノレ酸 0ーメチノレ
トランスフエラーゼとは 4 1.2%の比較的高い相向性が見られた。得られた cDNAが実際にカ
フェインシンターゼ ( C
S) 活性を有するタンパク質をコードしているかどうかを確認するた
めに、大腸菌の発現系を用いてこれを発現させ、菌体粗抽出液について酵素活性を測定した。
その結果、組換えタンパク質は CS活性を有し、チャ葉由来の酵素とほぼ同じ基質特異性を示
した。このことから、 TCSlが CS をコードしていることが示された。現在、チャにはもうひ
とつ CS遺伝子があることがわかり、 TCS2と名づけられた。またコーヒーからも 2つの CS遺
伝子 CCS1と CCS2がクローニングされた。 TCSlと TCS2、CCS1と CCS2の推定アミノ酸配列
の相向性は高く、それぞれ8 7.3%、84.4%であった。一方、チャとコーヒーでの相向性は3 6-
39
%の範囲であった。

8
. カフェイン生合成の支援経路
カフェイン生合成は、キサントシンや XMPから開始することをすでに述べたが、これらの
物質は何に由来するのであろうか。カフェインは、 C、H、O、N を含むが、これらは、究極
的には植物の吸収した二酸化炭素、水、硝酸あるいはアンモニウムイオンによっている。カフ
ェインは、プリン骨格を持つが、これは、プリンヌクレオチドの denov
o (新生)生合成経路
によってつくられる。この d
eno
vo生合成経路は、核酸の生合成にも必須であるため、微生物、
植物、動物に広く分布する重要な経路である。この経路では、糖とアミノ酸がつかわれて、複
MP)ができる。カフェインの直接の
雑な反応を経て、プリンヌクレオチドであるイノシン酸(I
段階の反応でできる。このプリンの d
基質となるキサントシンは、 IMPから 2 eno
vo生合成経
路からカフェインが合成されることは、安定同位体 15Nで標識されたグリシンや、放射性の 14C
で標識されたこの生合成経路の中間産物になるかアミノイミダ、ゾーノレー4ーカノレボキサミドリボ
シド (
AIC
AR)をチャやコーヒ一葉に与えると、標識元素が実際にまずカフェインの前駆体であ

コーヒー植物におけるカフェインの代謝とバイオテクノロジーへの応用 1
3
AITCATAT'αCTGCTGTGGCAGCTGGCCTCTπGCTATAAAAAITA口T打 '
CTG
ACG
AGG
C 61

ATGGAGCTAGCTACTGCGGGGAAGGT
仙 ACωAGTG
lT訂T 甘 CTπC 1
CATGAACAGGGGGGAAGGA臥 AAGTAGITATGCACAAAACTC 51
M E L A T A G K V N E V L F M N R G E G E S S Y A Q N S S F 30

ACGCAACAAGTGGCCTCAATGGCACAGCαGCGCTAGAAAATGCAGTTGAAACTCTCπ'CTCCAGAGAmCCACmCAAGCTCITAAC 241
T QQV A S M A QP A L E N A V E T L F S R 0 F H L QA L N 60

GCAGCGGACTTGGGTTGTGCAGCGGGTCCAAACACATTCGCAGTGATTTCTACGATCAAGAGAATGATGGAAAAGAAATGCAGGGAATTG 331
A A 0 L G C A A G P N T F A V 1 S T 1 K R M M E K K C R E L 90

TfGCCAAACACTGGAA口TCAGGT
AA Tf
円AC Tf
GAATGATC πTGGAAATGAmCAATACCCTCTTCAAAGGCCTGTCGTCTGAGG
甘 421
N C Q T L E L Q V Y l N 0 l F G N 0 F N T l F K G L S S E V 120

丁目C
ATTGGTAACAAATGTGAGGAAG GTG ・
口CGTAACAGCTTACAT 511
πATGTGATGGGAGTACCGGGGTCTTTCCATGGCCGGCTTTπc
1 G N K C E E V P C Y V M G V ~ G S F H G R L F P R N S L H 150

Tr
TTAGTTCATTCCTC Tf
ACAGTGTTCA GGCπACTCAGGCACCAAAAGGACTCACAAGCAGAGAAGGCTTGGCATTAAACAAGGGGAAG 601
l V H S S Y S V H W L T Q A P K G L T S R E G L A L N K G K 180

仙A
ATTTACATATCAAAGACAAGCCCTCCTGTTGTAAGAGAAGCCTACTTATCTCAATπCAT GATTTCACAATGTTTCTCAATGCTAGA 691
1 Y 1 S K T S P P V V R E A Y L S Q F H E 0 F T M F L N A R 210

TCCCAAGAGGTG訂 TCCAAATGGTTGTATGGTuπGATAcrrCGTGGTAGGCAATGITCTGATCCTTCAGACATGCAGAGCTGCTTTACT 781


S Q E V V P N G C M V L 1 L R G R Q C S 0 P S D M Q S C F T 240

TGGGAACTATTAGCTATGGCCATTGCTGAATTGGTTTCACAGGGATTGATAGATGAAGATAAATTAGACACCTTCAATATACCCAGCTAT 871
W E L L A M A 1 A E L V S Q G l 1 0 E 0 K L D T F N 1 P S Y 270

口TGATAGCGTA 961
TπGαTCACTTGAGGAAGTGAAAGATATAGTGGAGAGGGACGGATCATTCACAATTGATCATATAGAGGGGTTTGAT
F A S l E E V K 0 1 V E R D G S F T 1 D H 1 E G F 0 L D S V 300

倒AATGCAGGAGAATGATAAATGGGTTAGAGGGGAAAAGTTTACCAAGGTTGTCAGGGCCTTCACAGAGCCTATAATπ'CAAACCAGTlT1051
E M Q E N 0 K W V R G E K F T K V V R A F T E P 1 1 S N Q F D0
GGACCT
臥AATCATGGACAAACTATATGACAAA
甘CACTCACA
甘'G
TA訂TTCAGAT
円GGAAGCAAAGCTACC
仙AGACCACAAGTATC1141
G P E 1 M D . K L Y D K F T H 1 V V 5 0 L E A K l P K T T S 1 360

はTATCACATATATGCCACTAGAGGGTTGT1231
ATCCTAGTGCTTTC(AAGATTGATGGATAGTTTTTTAGTGTTGTGAAATAAACTGTTGTC
1 lV l S K1 D G * 369

GCCAAT訂AπGCACAAGAAGA 廿 TGAGAGGGGTCAAATATAωAAGCA'πTTGCTmGTGTGGAGAGAGAAT'訂T TTCTTGAT甘 AAA1321


TCT
GTI臥TAC(CAAATCGTAATGTTGGGAAGAAATGAGAA訂 TGAACATGAAAm寸AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA 1410

図3
. チャのカフェインシンターぜをコードする遺伝子 T
CS1の塩基配列(上段)と推定アミノ酸配列(下
段)。下線部は、チャ葉から精製した C
Sの N末端アミノ酸配列をもとに合成したオリゴヌクレオチド
プライマーの位置を示す。

るテオブロミンに、ついでカフェインにとりこまれることから証明されば
チャやコーヒー植物では、プリンの d
eno
vo経路からのカフェイン合成経路に加えて、 AMP
や GMPからのカフェイン合成経路も機能している。 AMP経路は、 AMP-I
MP-XMPーキ
サントシン、 GMP経路では、 GMPーグアノシンーキサントシンの反応でキサントシンが生成
し、これからカフェインがつくられる。これらの反応に与かる酵素、 AMPデアミナーゼ、 I
MP
デヒドロゲナーゼ、 5
'ーヌクレオチダーゼ、グアノシンデアミナーゼも、チャ葉で検出されて
いるが、コーヒーでの報告はまだない。最近、カフェイン生合成でっかわれる SAMから生じ
た Sーアデノシルホモシステイン (SAH)由来のアデノシンからカフェインが合成される経路が

14
筆者らのグループにより提案されば

9
. カフェインの分解経路
カフェインは、若いコーヒー果実やチャ葉でつくられ蓄積される。一般にカフェインの分解
活性は合成活性に比べて非常に遅い。アラピカ種のコーヒー葉におけるカフェインの分解経路
は、高速液体クロマトグラフィーと 1
4Cのラジオモニタ一、ガスクロマトグラフィー質量分析
機などの最新の機器を投入して筆者らにより研究され、ドイツの Planta誌に報告されだ¥図4
)。
カフェインの分解は、プリン環の N7の脱メチノレ反応により開始される。生成されるテオフ
ィリン (
1、3ージメチノレキサンチン)の分解は速やかであり、プリンの分解活性は、最初のN7-デ
メチラーゼの反応が律速段階となる。 1 4Cで標識したカフェインを、コーヒ一葉や果実に与え
てもほとんど代謝されないが、プリン環の 8 位の炭素を 1
4C で標識した [
8-1
4C]テオフィリンは
極めてすみやかに分解され、最終的には、標識は C02に見られる。カフェインは、テオフィリ
ンに変換後、さらに 2つのメチル基が除去され、キサンチンになり、尿酸、アラントインを経
由して、二酸化酸素とアンモニアにまで分解される。カフェイン生合成系を持たない一般植物
にもテオフィリンを分解する活性がみられるが、カフェイン合成をする植物に比べると極めて
わずかなので、これらの分解経路はカフェインを実際につくる植物に特有のものであると考え
られている。}



又J 四 3
H3
C
o
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ι
キa



シり
マ,

'''
テアクリン
h メチルリペリン リペリン¥ a
-

-

:

:仰

テオブロミン 1-メチルキサンチン アラントイン酸


NH
3+C0
2

図4
. カフェインの分解経路。実線の矢印は主経路、点線の矢印は習j
経路を示す。カフェインからメチル尿
酸への代謝もあわせて示す。

コーヒー植物におけるカフェインの代謝とバイオテクノロジーへの応用 15
最近、低カフェインのコーヒ一種の中に強力なカフェイン分解能を持つものが、筆者らの研
究でみっかり、アメリカ化学会発行の f
oz
er
na
lofA
gri
cu
lt
ur
ala
ndF
oodC
hem
ist
ry誌に発表さ
れば}これは、 C
off
ea仰 e
nio
ide
sであり、 [
8-1.
JC]カフェインを投与すると、すみやかに、テ
オフィリン、 3
-メチノレキサンチン、 1
-メチルキサンチン、キサンチン、アラントイン、アラン
トイン酸、尿素、 C
02に変換される。この植物から 7N
ーデメチラーゼを単離する試みが現在進
行中である。

1
0. 植物におけるカフェインの役割
カフェインの医学的研究は数多くあるが、カフェインを作っている植物自体にはどのような
効能があるのだろうか? これらの植物では、液胞にカフェインを蓄積して、実際の植物細胞
の活性部位から隔離していると恩われる。なぜなら、多量のカフェインは、自らの細胞分裂を
限害し、酵素阻害剤として代謝をみだしてしまうからである。
コーヒーやチャに蓄積するカフェインの意義としては、「化学防御説 j と「アレロパシ一説j
、 N
がある。「化学防御説 J は ath
ans
on(
198
4) によって提案された説であり、カフェインが天
然の殺虫剤となるというものである。昆虫の幼虫にカフェインを与えると、幼虫のサイクリッ
ク AMP (cAM
P) 分解酵素の活性が阻害される。 cAMPは、重要な代謝調節物質なので、この
物質の増加により、幼虫の代謝が乱れて死んでしまう。コーヒーやチャの若い柔らかい果実や
葉が、昆虫に捕食されるのを、カフェインを蓄積することにより防いでいるという説である。
ある種の昆虫はカフェインの味を感じて食さないと考えられている。しかし、コーヒーやチャ
の若い組織を好んで食べる昆虫はいるので、カフェインによる化学防御が必ずしも成功してい
るわけではない。一方、「アレロパシ一説 J では、種皮に含まれるカフェインが地面に流れ出
して、あとから発芽してきた植物の成長を抑えてしまうことで、生存競争に勝つというもので
ある。アレロパシーの代表例としては、セイタカアワダチソウの根から出る物質でススキが枯
れてしまうような別種の植物を排除する場合が知られている。コーヒーの場合は、同種のコー
ヒー自体の成長阻害もおこり、「自己中毒説 J もある (
Wal
ler
、 1
989
)。 これらの説は興味深
いが、これらが実際に自然界でおこっているという明確な証拠を得ることは難しい。

1
1.カフェインのバイオテクノロジー
カフェインのバイオテクノロジーとしては、(1)培養細胞系を用いたカフェインの合成と、
(2) 遺伝子組替えをもちいたカフェインフリー(デカフェ)の形質転換コーヒー植物の作出
がある。

1)培養細胞系を用いたカフェインの合成
(
植物の細胞を培養して、培養液中の植物ホノレモンなどの組成を変えることによって代謝の流
れを変えさせて、有用な物質を多量に生産させることができる。このような培養細胞系を用い
た物質生産の研究は非常に多く行われており、特に実際の植物体では微量しか作られない高価
な薬剤の生産などに威力をふるっている。カフェインは、薬や清涼飲料などに添加されるが、
化学合成が容易なことや、デカフェコーヒーの際に除かれたカフェインの利用などがあるため、
コストのかかる培養細胞系でつくる意味はそれほど多くないが、化学合成カフェインではなく

16
コーヒーにもともとある 人工的に婦入した csの塩基配列と
csをコードする遺伝子 逆向きの{アンチセンス)遺伝子

1 与J

A
n
M川
U
csのmRNA -ー令
+
ーー csのmRNAと相補的
なアンチセンス mRNA
A B

δ
A 二本鎖 mRNA
出来ない。
からはタンパク買の合成が
csタンパク買はつくられず、

δδ カフェイン合成がストップする。

図5
.アンチセンス法によるデカフェコーヒーの木のっくり方の模式図。発現を抑えたいカフェインシンター
ぜの遺伝子 (CCS1)を逆向き(アンチセンス)にコーヒーの木の遺伝子に導入する。もともとコーヒー
の木にある CCSlの遺伝子からつくられた mRNA と、アンチセンス遺伝子の mRNAが細胞中で結合し
てしまい、もともとある遺伝子の発現(カフェインシンターゼの合成)を抑える。

天然カフェインを好む消費者の需要もあり、研究が進められている。コーヒーの液体培養細胞
については多くの研究があり、元の植物体よりも 10倍もカフェイン生産速度が大きいものが
0
作られている。通常、カフェインは細胞から培養液中に放出され・る アルギン酸カノレシウムに '0

固定化されたコーヒー細胞なども考案されている。

(
2) 形質転換コーヒー植物の作出
中枢神経系に作用するカフェインは眠気を覚ます作用があることが知られている。あまり多
量に摂取すると健康上害になる場合もあり、カフェインを除いたデカフェコーヒーの需要は特
に欧米では高い。 1
970年代よりこのカフェインを除いたコーヒーの売り上げは多くなり全米の
コーヒーセールスの 20% を占めていたこともあるが現在はやや減少気味である。現在は、 C02
超臨界流体抽出法によりカフェインの除去が行われている。しかし香りなどの成分が抜けてし
まうためか味のよいデカフェコーヒーは少ない。筆者もそのひとりであるが、夜のデ‘ィナーの
あとにおいしいコーヒーを飲みたいが不眠を恐れる人たちがたくさんいると思われる。
種々のコーヒー樹のかけあわせにより低カフェイン含量のコーヒ一樹をつくる試みはなされ
ているが、古典的育種では、なかなかよいものができていない。そこで考えられるのが、遺伝
子組換えを用いた分子育種である。すでにのべたようにカフェイン合成に必須の酵素であるカ
フェインシンターゼの遺伝子の塩基配列がわかったので、この遺伝子の発現を抑えてしまうよ
うにコーヒーの遺伝子を改変すれば良い。これには、いくつかの方法が考えられるが、よくと
られる方法に、アンチセンス法がある。カフェインシンターゼの遺伝子の mRNA と結合して

コーヒー植物におけるカフェインの代謝とバイオテクノロジーへの応用 17
この働きをおさえるような mRNAをつくる配列をもっ DNAをコーヒー遺伝子に組み込んでや
る方法である(図 5)。
別の発想として、カフェインの分解酵素の遺伝子をコーヒーの遺伝子に組み込み、生成した
カフェインを直ちに分解させるという方法がある。この場合、分解酵素の遺伝子の配列の解明
が必要である。カフェイン分解酵素を持つ細菌が見つかり、この遺伝子導入も考えられている
が、この場合、細菌ではカフェインの分解物がテオフィリンではなく、テオブロミンであるこ
とが問題となる。テオブロミンは、コーヒー植物では、カフェインの分解経路ではなく、合成
経路の中間産物であり、カフェイン合成に再利用される可能性が高いためである。カフェイン

分解活性を持つ CQ e
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sにおける分解酵素やその遺伝子の研究は、これを打破する
ために重要であろう。
現在遺伝子組換え (GM)食品に対する消費者の反応は否定的なものが多いが、カフェインの
ような一部の植物しか持っていない遺伝子の働きを止めて人間の害になるような物質の合成を
停止させ健康食品をつくることは意義があるものと恩われる。現在、チャ、コーヒーでカフェ
インを合成しない植物体をつくる試みが進行中である。

1
2. まとめ
カフェインは、コーヒーやチャに特有な主要成分であるが、これらの植物における生合成お
よび分解経路があきらかにされ、生合成のかぎとなるカフェイン合成酵素(カフェインシンター
ゼ?とその遺伝子が単離された。カフェインシンターゼの遺伝子配列の決定は、カフェイン抜
きのコーヒーの木をつくることを可能にし、良質な健康によいおいしいコーヒーが近い将来飲
めるようになる。

謝辞
本稿の執筆にあたり多くの方々のご協力に感謝したい。本稿に引用した筆者らの研究は、本
学の加藤美砂子助教授や大学院生たちの協力を得てはじめて完成したものである。これらの研
究の一部は文部省科学研究補助金 (No.08454255、10640627) により遂行された。またカフェ
インシンターゼの研究は、筑波大学、星薬科大学との共同で行なわれた。コーヒーに関する英
国との共同研究は、 TheR
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tyおよび TheBritishCoun
cilからの助成金によっている。

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コーヒー植物におけるカフェインの代謝とバイオテクノロジーへの応用 1
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